【ワンルームマンションを売りたい!】損をしない売却のポイントとは

投資用にワンルームマンションを購入したオーナーのなかには、想像していたよりもメリットを感じられず、売りたいと考える方もいるでしょう。しかし、ワンルームマンションの売却には押さえておきたいポイントがいくつかあるのです。 この記事では、ワンルームマンションを売りたいと考えるオーナーが知っておきたいポイントについて、具体的に解説していきます。


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「投資用のワンルームマンションを売りたい!」と感じてしまう主な理由

老後に向けた資産形成として、投資用にワンルームマンションの購入が増えています。一方で、なんとなく所有はしているものの、ワンルームマンションを早く手放したいと感じるオーナーも少なくないようです。

まずは、投資用のワンルームマンションを売りたいと感じてしまう理由についてお伝えします。

赤字で収益が出ない

ワンルームマンションの売却を考えるもっとも大きな理由は、思うような家賃収入を得られないことでしょう。

ワンルームマンションを借りるのは、働き世代や学生が中心です。利便性を追求する人が多く、駅からの距離などのリサーチを十分にしないまま購入すると、入居者をなかなか見つけられないことがあります。逆に、人気の高い立地のマンションを購入したものの、購入にお金がかかりすぎてしまい、なかなか黒字化に至らないというケースも考えられます。

定年後の返済に不安がある

ワンルームマンションの投資には、長く続くローンの返済がつきものです。利回りは安定した家賃収入が前提であることを考えると、状況によってはローンの返済が負担になることもあります。特に、定年後に年金暮らしとなったときを考えると、その不安は大きなものになるでしょう。

万が一計画どおりに返済が進まなければ、収益性が低いマンションを子どもに相続させてしまう可能性もあります。

経営負担が重い

ワンルームマンションの投資は「ただ購入するだけ」ではありません。空室があれば入居者の募集を行い、設備の管理や維持に努め、入居者からの声に耳を傾けるなど、経営者としての責任も求められます。自身の仕事に加え、ワンルームマンションの経営にまで手をかけるとなると、誰にとっても大変なことです。とはいえ、経営が順調であれば、負担はさほど感じられないかもしれません。

しかし、空室期間が長く続いている、ゴミ置き場の問題などから入居者同士にトラブルが頻発する状況が続くと、心理的なストレスで追い込まれるオーナーもいるでしょう。

このようなストレスが積み重なり、「なぜワンルームマンションを所有しているのだろうか」と思い、売却につながることが多いようです。

 

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ワンルームマンション売却前に確認しておくこと

ワンルームマンションを売却するなら、できるだけ高い価格で売りたいですよね。そのためには、事前に確認しておくべきことがいくつかあります。

それでは、ワンルームマンション売却前に確認しておくことを3つ紹介します。

① 売却前は入念な準備と計画を立てる

ワンルームマンションをできるだけ高く売却するためには、まず、近隣エリアの相場を知ることから始めましょう。

気軽に行えるのは、不動産会社のサイトなどから現在販売中のワンルームマンションを調べる方法です。売り出し中の物件は、自身が所有するワンルームマンションの競合相手になります。自身が希望する以上の価格で競合相手が売り出されていれば、売却がスムーズに進むと考えられます。

それから、不動産会社に査定を出しましょう。売却価格だけで判断せず、売却後の資産運用についてまで手厚くフォローしてくれる会社を選ぶといいでしょう。

ほとんどの会社が無料査定を行っているので、コスト面の心配もありません。

② ベストな売却時期に売る

不動産の売買には経済の動きが少なからず影響しています。

まず注目すべきは金利です。投資物件に限らず、不動産は低金利なときほど購入意欲が湧きやすいもの。そのため、ワンルームマンションの売却は、低金利のタイミングを選ぶのが最適といえるでしょう。

次に株価です。日経平均株価が上昇を続けると半年から1年遅れで不動産価格が上昇し、下落に転じると遅れて不動産価格も下がり始めると言われています。

株価と連動した動きではないので判断がやや難しいかもしれません。しかし、もし株価が下がり始めたなら、いずれ不動産価格も下降する可能性大。早めに売却しておいたほうが安全です。

③ 売却にかかる税金について知る

不動産物件は、購入時と同じように売却時にも税金がかかります。特に投資用物件の場合、居住用物件に適用されるような節税に関する特例がない、物件価格が下がりにくい、原価償却費が高いといった理由から、思ったより多くの税金が発生しやすくなります。

また、ワンルームマンションで売却益を得る場合、所有期間も重要なカギを握ります。

売却した年の1月1日時点で、所有期間が5年以上だと長期譲渡所得、5年未満だと短期譲渡所得が適用されます。長期譲渡所得の税率は20.315%、短期譲渡所得は39.63%。つまり、5年を超えたとたん、税率が半減するのです。

もしワンルームマンションの所有期間が5年前後なら、長期譲渡所得が適用されるまで売却を見送ることも方法のひとつです。

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ワンルームマンション売却の前にできることがある

投資用のワンルームマンションを売ることに決めたなら、その前にしておいていただきたいことがあります。

本来は堅実な投資対象であるマンション経営

ワンルームマンションを売りたいと思う理由は人それぞれ。しかし、売却を決断する前に、問題解決には売却がベストなのか、見直してみてください。

株やFXなどのようなハイリターンは望めないものの、ワンルームマンションへの投資は長期的に安定収入を見込める、堅実な投資対象です。所有するマンションに経営上のトラブルを抱えているなら、まずは改善に向けてアプローチしてみましょう。

なかでも「マンション経営が負担」、「運用から早く解放されたい」といった心理的なストレスを感じているなら、まずは信頼できる管理業者や不動産仲介会社を見つけるのがおすすめ。売却も含めた適切な解決策を見つけられるはずです。

心配な場合は専門家に相談をする

ワンルームマンションの投資に不安を覚えたら、イエリーチの利用を検討してください。

イエリーチは投資用不動産を所有するオーナーのための、保有物件の一覧表示や収支シミュレーション、市場価格の査定まで、不動産投資に役立つ幅広いサービスを提供しています。

イエリーチを活用すればリスク対策も売却の判断も負担になりません。所有する物件の扱いにお悩みなら、ぜひ登録して活用ください。

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まとめ

投資用ワンルームマンションを売りたいと思っても、売却にはさまざまな準備や手順が必要。事前のリサーチやタイミングの見極めが求められるほか、状況によっては売却損を発生させてしまうリスクもあります。

売却の見通しが立ったなら問題ありませんが、先行きが読めない状況に不安を感じるなら、まずは当社へご相談ください。保有する物件について、売却を含めた最適な解決策をご提案いたします。