【初心者必見】不動産クラウドファンディングの仕組みを解説

【初心者必見】不動産クラウドファンディングの仕組みを解説

不動産クラウドファンディングの仕組みを初心者にもわかりやすく解説しています。簡単に始められるため投資初心者にもおすすめです。不動産クラウドファンディングの始め方や注意点・デメリットも解説。不動産クラウドファンディングを始めようと思っている方は必見です。


この記事は約7分で読み終わります。

不動産クラウドファンディングは、複数の投資家から集めた出資金で不動産の取得・運用をおこない、得られた利益を投資家に分配する仕組みです。
初心者でも手軽に始められる投資として注目されています。

本記事は下記のような方におすすめです。
  • 不動産クラウドファンディングの仕組みを知りたい
  • 不動産クラウドファンディングが失敗しないか不安

本記事では、不動産クラウドファンディングの仕組みや注意点をまとめています。
ぜひ参考にしてください。

不動産クラウドファンディングの仕組み

不動産クラウドファンディングは複数の投資家の出資金を1つにまとめ、不動産を賃貸・売却して得た賃料や不動産売却益を分配金として還元する仕組みの投資商品です。
不動産の運用や管理はクラウドファンディング事業者がおこないます。
投資家は不動産を管理する必要なく、自動的に分配金を受け取れる仕組みです。

一般的なマンション経営だと家賃収入を得ますが、クラウドファンディングの場合は出資金に対して分配金が決まります。
そのため、出資金が多いほどリターンも大きくなるシステムです。

初心者に不動産クラウドファンディングをおすすめする理由

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不動産クラウドファンディングは初心者におすすめの投資です。
その理由として下記の3つがあります。

・手軽に始められる
・ほったらかしで運用できる
・難しい知識は不要

手軽に始められる

不動産クラウドファンディングは1~10万円といった少額から始められるファンドが多く、手軽に投資を始められます。
マンション経営の場合は金融機関からの借り入れやまとまったお金が必要ですが、不動産クラウドファンディングなら借り入れの必要がなくお小遣いの範囲での投資も可能です。

また手続きもすべてオンラインでできます。
このように不動産クラウドファンディングは手軽に始められるため、不動産投資を始めたい初心者にもぴったりの投資です。

ほったらかしで運用できる

不動産クラウドファンディングは投資したいファンドを選んだあとほったらかしで運用ができます。
ほったらかしにできる理由は、クラウドファンディング事業者が不動産管理をおこなうためです。
投資家は、入居者管理・修繕などを気にする必要はありません。

分配金も自動的に入ってきます。
時間の拘束がないため、副業で投資がしたいという方にも不動産クラウドファンディングはおすすめです。

難しい知識は不要

不動産クラウドファンディングは難しい知識が必要ありません。

投資したいファンドを選ぶだけなので、利回りなどの不動産の最低限の知識があれば始められます。
利回りや物件の種類からリスク・収益性を判断して運用することが可能です。
一度投資をしたら分配金が入ってくるシステムなので、株やFXのように相場を分析する必要もありません。

投資の知識に自信がないという方でも問題なく始められます。

不動産クラウドファンディングを始める方法

不動産クラウドファンディングは下記の3ステップで始められます。

・クラウドファンディング事業者を選ぶ
・クラウドファンディングの口座を開設
・投資対象を決める

それぞれ解説します。

クラウドファンディング事業者を選ぶ

不動産クラウドファンディングは最初にクラウドファンディング事業者を選びます。
事業者によって取り扱っている不動産や条件が異なるため、下記の3つを重視しながら選びましょう。

・累計調達金額
・リスクヘッジの仕組み
・ファンドの条件

累計調達金額が多いということは、それだけ安定的に運用を行ってきて、ユーザーからの支持を集めている証明となります。
また、価値の下がりづらい大都市圏の物件を中心にファンドを組成していたり、不動産の価値が下がった時に事業者自身の出資分から先に負担をしていく「優先劣後システム」を採用している事業者は、出資者のリスクが低く抑えられています。

予定利回り、運用期間、最低出資金額、分配サイクルなどのファンドの条件は事業者によって異なるので、自分に合った事業者を選ぶといいでしょう。

クラウドファンディングの口座を開設

クラウドファンディング事業者を選んだあとは専用口座の開設手続きをおこないます。
ほとんどの事業者がオンライン手続きに対応しています。
口座開設時には運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書の提出が必要となり、事業者の多くはネット上でアップロードできるようになっています。

審査や口座開設にかかる時間は数日~1週間が目安です。

投資対象を決める

口座開設が完了したら出資するファンドを選びましょう。
案件を決めて入金したら募集期間内のファンドにはすぐに申し込むことが出来ます。ファンドによって、先着順方式、抽選方式などがあり、人気のあるファンドでは申し込んでも出資できないこともあります。
案件によって利回りや運用期間は異なります。初めての不動産クラウドファンディングの場合は利回りの低い案件がおすすめです。
一般的に、利回りが高いと収益性が高い代わりに元本割れのリスクもあります。
慣れてきたら利回りが高い案件に挑戦していくとよいでしょう。

不動産クラウドファンディングのデメリットや注意点

不動産クラウドファンディングをおこなうときは下記のデメリットや注意点などに気をつけましょう。

・元本割れのリスクがある
・配当そのものがもらえないケースがある
・事業者の倒産リスクがある
・途中解約ができない

元本割れのリスクがある

不動産クラウドファンディングには元本割れのリスクがあります。
元本割れとは、運用したあとにもらえる配当金が投資資金を下回ってしまうことです。
不動産クラウドファンディングには家賃収入を目的とするインカムゲインと物件を売却した売却益を目的とするキャピタルゲインの2タイプがあります。

このうち、特にキャピタルゲインタイプは想定よりも売却価格が安くなったときに元本割れが生じるリスクがあるため注意が必要です。
インカムゲインについても入居率が安定しない場合は元本割れの可能性があります。

配当そのものがもらえないケースがある

不動産クラウドファンディングの注意点は配当がもらえないケースです。
投資家が受け取る配当金は家賃収入や売却益を投資家それぞれの出資割合に応じて決めます。
たとえば出資者が2人いる場合で、1人が50万円、もう1人が100万円を出資した場合の配当割合は1対2となります。
家賃収入が安定して入らない場合や売却益が小さい場合は配当が減少し、場合によっては0になる可能性があります。

事業者の倒産リスクがある

不動産クラウドファンディングのリスクは事業者の倒産リスクがあることです。
不動産クラウドファンディングは不動産に直接投資するのではなく、クラウドファンディング事業者に出資します。
そのため、事業者が倒産した場合は投資家の出資金がすべてなくなる可能性があるため注意が必要です。

ただし、不動産クラウドファンディングの事業者は、不動産特定共同事業法という厳しい審査をクリアした企業に与えられる免許を所有しています。
この免許がなければ、不動産クラウドファンディングを提供することはできません。そのため、不動産クラウドファンディングの事業者が倒産するリスクは低いと言えます。

事業者の倒産リスクへの備えとしては、1つの事業者だけでなく複数の事業者に分散投資する方法があります。

途中解約ができない

不動産クラウドファンディングは基本的に途中解約ができません。
運用中にまとまった資金が必要になったときも、不動産運用の業績が悪くなっても途中で止めることはできないため注意しましょう。

運用期間は案件によって異なります。
長期運用に不安を感じる場合は短い運用期間の案件を選びましょう。

まとめ

不動産クラウドファンディングは、低リスクで手軽に始められるため初心者におすすめの投資です。
クラウドファンディング事業者を選んで口座を開設し、案件を選んで入金したあとはほったらかしで運用して配当金を得られます。

ただし、元本割れのリスクや途中解約できないなどのルールもあるため注意が必要です。
不動産クラウドファンディングを検討している方はぜひ本記事を参考にしてみてください。